これは東京に住んでいた20代の頃、まだ新型コロナウイルスが出現する前のお話。
私は芸能活動の傍ら、生活費を確保するために夜勤アルバイト、イベントスタッフ、知人の事業の手伝いをはじめ、様々な仕事をしていました。
一方で、「もっとやりたいことを優先したい」
そう感じるようになっていました。
そんな時に知ったのが、Uber Eats配達員の仕事でした。
自分自身で出勤日・休日を決めることができる自由な働き方。
サイクリングも好きだったため、向いているかもしれない思い、実際にトライすることに。
今回は、当時のUber Eats配達員のエピソードをご紹介します。
◇Eigo Stories vol.3
【人生初のUber Eats配達】想定外のトラブル遭遇 ~Eigo Stories vol.3~
1章. 人生初のUber Eats配達
仕事初日。
私はUber Eatsの配達バッグを背負い、自宅の中野から新宿駅に向かっていました。
当時、わざわざ新宿駅まで向かったのは、駅周辺に仕事が多いとSNSで口コミを見たためです。
また、スマホを自転車に固定する器具は、以前にバイクで使っていたものを転用しました。
スマホを手に、息を吸って深呼吸。
「よし、いきますか」
そう呟いて自分自身に気合いを注入し、Uber Eatsアプリを立ち上げました。
その数秒後、驚くほど早く初の配達依頼が届きました。