2章. 本能
いつの頃だっただろうか。
ある日、人の社会で特別な存在になろうとする自分に気がついた。
要因として、"遺伝子に書き込まれた本能"を可能性の一つとして考えたりもした。
音楽が心から好きで、歌っているのか。
それとも、人の社会で特別な存在になる"手段"として、音楽を選び、歌っているのか。
・・・。
そんな時は、深呼吸。
落ち着いて、落ち着いて。
宇宙からの視点で冷静に考えると、自分は世界の中心ではない。
人の社会の中で、特別な存在でもない。
ただ、音楽が好きな二足歩行のホモ・サピエンスの個人。
音楽を心から楽しみ、歌いたい。
自分で自分を承認するために、自分の夢と目標に向かって歩き続けるのだ。
今は、前に進み続けたい。
「音楽の宙祭り」。
みんなと一緒に、最高の1日にしたい。
音楽を心から楽しみたい。
まだ生きている間に。
勇気を出して、伝えていきたい。
音に想いを乗せて。
おわり