自意識過剰者(周りの目が必要以上に気になるタイプの人)は、責任感のある行動や物事に一生懸命に取り組める強みがあります。
一方で、常に自身の周囲のことが気になるため、人一倍ストレスに感じやすいという特徴もあります。
自意識過剰の強みを活かしながら、ストレスを減らす生き方を実現するにはどうすればいいのか。
今回は、周りの目を気にし過ぎて疲れる人の理由と対処法をご紹介します。
周りの目が気になる理由
そもそも、どうして人は周りの目が気になるのでしょうか?
まず、私の仮説からお話します。
「周りの目が気になる」ことに対し、そのメリットで生き延びてきた私たちの祖先にヒントがあると考えています。
今でこそ日本は物質的に恵まれた豊かな国になりましたが、ほんの数百年前までは食べるだけで精一杯の生活が当たり前でした。
食料調達の手段として、大多数が農家として生計を立てていた時代。
農業は仲間と協力して働くことが必要不可欠であり、もちろん当時は農業機械なんて便利なものは存在せず、頼れるのは人力のみ。
いかに大勢の仲間と協力し助け合えるかで、調達できる食料の質と規模が変わってきます。
一方で、仲間から追い出される=食料調達が困難になる=死に直結する過酷な時代。
「仕事をさぼっていると、仲間から嫌われて住み家を追い出されてしまうから頑張ろう」
「うちの子供を立派に育てるために、誰よりも働いて食料の取り分を多くしてもらわないと困る」
周りの目を気にして一生懸命に働いた者が生き延びることができた。
その末裔こそが私たちです。
つまり周りの目が気になるのは、本来は人間社会で生き抜くために必要不可欠な能力だと言えます。
ただし、過剰に周りの目が気になると、ストレスに感じてしまいます。
周りの目が気になる時の対処法
周りの目が気になる時の改善方法は次の通りです。
- 自分は自意識過剰なタイプと自覚する
- 作業に没頭する (意識を遠ざける)
- 嫌われる勇気を持つ
- SNSから離れる
順に解説していきます。
自分は自意識過剰なタイプと自覚する
意識していないのに、周りの目や評価が常に気になる。
そんな方はまず、
「自分は人目を気にするタイプ」なのだと自覚することから始めましょう。
そうすると、日常生活のあるタイミングで周りの目が気になり不安に襲われた際に、「あぁ、いま自分の"自意識過剰機能"が発動しているかもしれない。」と瞬時に発想の切り替えができるようになります。
自分の置かれている状況を第三者目線から見ることで、ストレスの軽減と悩む時間の短縮に繋げましょう。
作業に没頭する (意識を遠ざける)
「周りの目が気になる」ということは、言い返せば「周りを気にする余裕がある」とも言えます。
そこで仕事・勉強・家事でも何でもいいので、いま目の前の作業に没頭しましょう。つまり、暇な時間を無くすのです。
そうすることで周りのことを気にする余裕が無くなり、不安の低減に繋がります。
暇な時間=人は不安に繋がる。
他のことが気にならなくなるくらい、”今”夢中になれることに取り組みましょう。
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